先日「蟹沢水系だからエコキュートは使えないので電気温水器で・・・」という話が聞こえてきました。確かに以前は、硬度の高い八戸市の三島・蟹沢水系の水はカルシウムが多く含まれているためエコキュートの配管詰まりの原因となり使用できませんでした。カルシウムやマグネシウムなどの硬度成分が機器に付着することにより、スケール障害が起こります。スケールとは、やかんや電気ポットを使用しているとこびり付いてしまう白くてガリガリした水アカのことです。
　これまでそういった場合には電気温水器を設置することになりますが、中には「本当はエコキュートを設置したかった」という方もいらっしゃいます。水中に含まれる硬度成分（カルシウム、マグネシウムなど）を除去する軟水器を設置して、エコキュートを使うという方法もありますが、軟水器のイニシャル・ランニングコストだけでなくメンテナンスも必要不可欠となり、一般家庭ではなかなか難しいのが現実です。

　当社では三菱のエコキュートにて、通常設定ではできないサービスマンメニューから最高沸き上げ温度設定を通常の９０度から、より詰まりにくくする８０度に変更する事と、メーカーの8年の延長保証制度に加入することで、当社にて蟹沢水系で設置したお客様に対してはスケールによる故障であっても保証期間中は無償修理適用として特別対応させて頂いております。しかし、より硬度の高い三島水系ではヒートポンプの熱交換部分が詰まりやすく、保証終了後のスケール除去の有償メンテナンスが必要になる可能性が高いのでお奨めはしておりませんでした。
 

　しかし２０１０年、日立から『高硬度＆井戸水対応エコキュート』が発売されました。そしてその２年後の２０１２年に、外気温－２５℃対応の『寒冷地仕様』が発売されます。これにより、これまで使用できなかった井戸水や硬度の高い八戸市の三島・蟹沢の水でもエコキュートを安心して設置できるようになりました。
　保証の条件としては、
　発売されてから、もうすぐ５年になりますが、まだまだご存知ない方も多いようです。
 

　日立のエコキュートは、タンク内のお湯を直接出湯して使わずにそのお湯自体を熱交換器で熱源として取り出すことができ、タンク内の水の入れ替え量を大幅に削減できます。こうすることで配管詰まりの原因となるカルシウムなどの流入を大幅に減らすことが可能なのです。
　この日立独自の給湯回路『ナイアガラ出湯 水道直圧給湯』を採用していることで、浴室のシャワー・キッチン・お風呂の湯はりの全ての給湯において同時にお湯を使っても勢いが弱まることなく使用できるほか、貯湯しているわけではなく水道水を瞬間的に沸かして出湯しているので、そのまま飲用することもできます。

井戸水対応といっても必ず水質を確認してから設置しなければなりません。水は飲料水の水質基準に適合し、遊離炭酸：60mg／L以下、硬度：200mg／L以下の水をご使用ください。これに外れた場合、機器の故障につながることがあります。また、保証期間内であっても無償保証が受けられません。
水質（遊離炭酸・硬度）を調べるための「簡易水質チェックキットWQC-KIT（別売）」を用意していますので、こちらを使って水質を確認し、水質チェックシートは、保証書とあわせて保管してください。

また、あわせてメーカーの延長保証制度に加入することで保証期間を10年まで延長することが可能となっています。（設置から3ヶ月以内の申込みとなります）

他メーカーのエコキュート保証制度が７、８年というところが多い中で、日立は最長で１０年間の延長保証制度を用意しています。保証修理期間内の修理費用は全て無料、修理回数は無制限、保証限度は本体価格相当分となっています。給湯機器ですから、トラブルがあったときは一刻も早く対応してほしいものです。保証制度に加入していないと、まずどこに電話するのか、いつ来てもらえるのか、費用はどれぐらいかかるのか・・など不安は多いですからね。有償ではありますが１０年間で３万円程度ですので、イーエス電気では延長保証制度の加入をオススメしています。
 

→　エコキュートって何？　紹介ページはこちらから

→　日立エコキュート


 

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