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東北地方の電力自由化

2016.04.02
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東北エリアにおける新規参入

 ついに電力小売全面自由化が4月からスタートしました。関東エリアではすでにこれまでの大手電力会社から新電力会社へ多数のお客様が申込されているようです。では東北エリアはどうか?というと、関東エリアほど賑わってはいないようです。
 電力の小売りに参入する新電力会社は、経済産業省に届出をし、許可を得ていなければいけません。資源エネルギー庁のサイトから登録された事業者の一覧を見ることができます。
→ 登録小売電気事業者一覧

 こちらを見ると、登録している東北エリアに参入する事業者は20社以上はありますが関東エリアほどは多くありません。さらに今日現在、料金プランを発表している事業者はさらに減って既存の電力会社も含めて10社にも満たない状況です。テレビCMで見ていいなと思っても、調べてみたら東北エリアに参入していなかったりするケースも多々あります。これから順次対応していくことも予想されておりますが、例えば『ソフトバンクでんき』やスーパーマーケットで買える電気『スマ電』、ローソンの電気『まちエネ』などは東北エリアには対応していません。

新電力会社と既存電力会社のプランの違い

 新電力会社から発表されたプランを見てみると、各社軒並み従量電灯だけのプランとなっています。従量電灯はお家の容量が60Aぐらいまでのお宅に向けたもので、容量が大きいお宅やオール電化住宅にはあてはまりません。
 なぜ従量電灯だけのプランなのか?結論から言うと、オール電化向けの現在のような時間帯別メニューは割高になってしまい、電力会社にとってメリットが出せないためです。なぜメリットがでないのか?それは電気料金自体のしくみによります。
 発電設備を持っていない電力会社は電気卸取引や他の発電所から余った電気を購入し、その調達した電気プラス、トラブル時の対応等を含めた託送料金が原価となります。その原価に人件費等を含め電気料金となるのです。
 従来の従量電灯の単価や価格設定はほぼどの電力会社も同じで電気料金だけを見ると差がありませんが、ポイントやセット割りなどでおトクになるようなしくみになっています。
 時間帯別電灯契約や深夜機器を使用しているような契約容量が大きいお宅は、これまでの電力会社の方がおトクになります。

時間帯別契約を新プランに変えると安くなる?!

 同じ電力会社でも、時間帯別メニューにはこれまで契約していた旧プランと新プランがあります。新プランもいくつかありどれにしようか迷ってしまいますが、切り替えることで逆に高くなってしまうケースがあります。検針票をみていただき『深夜機器割引』が適用されているお宅は、電気の使用状況や割引額にもよりますが、高くなる場合がありますので慎重に検討する必要があります。新旧プランでは基本料金の計算方法も変わるケースが多いので、特に注意が必要です。さらに旧プランを一度解約し新プランに切り替えた場合、再び旧プランに加入することはできなくなりますので注意が必要です。

 ご自分のおうちはどれぐらい違いがあるのかを知っておきたい方は、使用状況を把握するための検針票などを揃えて一度シミュレーションをしてみることをおすすめします。東北電力のホームページからwebサービスに会員登録すると、ライフスタイルにあった料金プランをシミュレーションすることができます。よくわからない場合はとりあえず直接問いあわせしてみるのもいいかもしれませんね。
【東北電力 新料金プラン 特設コールセンター】 0120-175-028

 そのほかには電気料金比較サイト『エネチェンジ』『価格.com』などがあります。『エネチェンジ』は英ケンブリッジ大学の研究機関とともに開発した診断アルゴリズムを使った高精度のプランの診断ができます。『価格.com』は1月~12月までの1年間に実際の使用量を入力することができるので、検針票を保存している方はより詳細に診断できます。
このほかにもいくつか電気料金比較サイトが立ち上がってきていますが、東北エリアに対応していないサイトもありますのでご注意ください。
 
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この記事の担当山本

子育て主婦として日頃感じていることや発見したことを発信していきます。
 

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